NC工作機械の台数に合わせて無駄なくシステムを組むことのできる、DNCシステムです。
CastStar-Sの基本機能を継承し、Windowsを意識させない操作性と、2台~32台までの工作機械に同時に通信する高速マルチ同時通信を実現しました。
多機能DNC端末として、加工現場の多彩なニーズにお応えします。
CastStar-SXは、CastStar-Sの機能を継承した、LAN対応型マルチDNCシステムです。メモリー転送はもちろん、最大32回線の同時送受信の長時間ダイレクト転送(DNC運転)が可能です。
イーサネット接続に対応したLAN対応型DNCシステムですので、既存のインフラとの共存を可能とし、さらにユーザーライクに拡張することができます。
PCに障害が起きた場合など、バックアップ端末による稼動で、ほぼ停止することなく復旧させることが可能です。(Nportによるマルチホスト機能)
DNC監視マネージャー(オプション)により、DNC端末の稼動状況が、同一LAN上の他のPCや携帯端末から確認できます。
リクエスト機能による、工作機械からのファイル呼び出し操作ができます。さらに、ネットワーク上の他のPCからのリクエスト操作を行うこともできます。
1回線あたり、最大38,400bpsの高速転送が可能です。
複数のNCデータをエントリーすることにより(荒加工~仕上加工まで)を連続して送信することができます。この際、プログラム中のデータ(%、M30、M02など)は自動的にカットするので、夜間の長時間無人運転が可能となります。
送信前のチェックとして、NCデータの工具軌跡を表示させることができます。 大きな3次元データであっても、一括描画モードに設定することで、確認時間を短縮するとができます。もちろんシングルブロックによる軌跡確認も可能です。
メインプログラムを送信するだけで、サブプログラム化されたNCデータを展開しながら送信することができます。メインとサブが混在した1ファイルであっても、別ファイルであっても可能です。
また、サブプログラムがNC機のメモリー内にある場合でも設定により対応可能です。 さらにサブ展開のネストは標準で10段階まで考慮し、工作機械ごと(FANUC、OSP、TOSNUC)のパラメータ設定ができ、かつ、これ以外にもユーザー独自の展開方式が設定可能です。
加工用NCデータとしてインクリデータを支給された場合、自動的にアブソデータに変換します。
ミラーは、NCデータ内のX軸・Y軸の符号(+・-)を変換、X・Yのアドレス変換を行いX反転/Y反転/XY反転させたデータを生成します。 回転は、元データに対して-90°(時計回り)、90°(反時計回り)のデータを作成することができます。
移動は、X方向・Y方向の移動させたい方向と移動量によって作成されます。
これらは、NCデータの形式(設定単位:1/1000、1/100、小数点表現)を考慮し変換させることができます。
NCデータ内の文字列を任意に設定(変換)し、送信することができます。
(例:F1500 → F1000)
送信が正常に終わった時、送信が長時間停止した時など、設定したアドレスにメール通知する機能です。これにより夜間運転時の稼動状況を把握することができます。
メールで通知することができるのは、以下の4つです。
通信履歴がCSV形式により保存されますので、Excelなどで展開し、簡単な稼動管理に有効利用できます。
標準でFTPクライアント機能がありますので、FTPサーバ機能のある工作機械(FANUC)のデータサーバ内のファイル一覧を表示し、コピー・削除・リネーム等が、PC上から操作できます。
Webブラウザを使って、DNCの状態をモニタリングする機能です。
携帯端末から見ることを主眼とし、シンプルな画面構成になっています。